守谷市について

『守谷市ってどんなところ?』を守谷市民が読んでみた

茨城県守谷市のHPにある「守谷市ってどんなところ?」を守谷市民であるつくもりが読んでみました。
市民の立場から、市はどういう風に広報しているのか、を簡単に確認していこうと思います。
この記事が、初めての「おせっかい記事」になります^^
#守谷市の良い広報につながれば良いな〜

はじめに

つくもりは研究職の人間なので、多少日本語の表現にはこだわりがありますし、多様な解釈ができる(場合によっては誤解を生む)表現はあまり好きではありません。
また、この記事の「ツッコミ」は個人の感想で、市の政策上で決定した表現・内容を否定するつもりはありません。

さくっと読んでみた

更新日を見たら、2021年3月5日で、この記事を書き始めた日と同じでびっくりしました笑
「そんなに頻繁に更新しているのか〜^^」と思いましたが、単に人口の数字を変えただけなのかもしれません汗
(人口のところに「令和3年3月1日現在」とあったので)

ツッコミ1
写真がTX-2000系なのだが。。TX-3000系にしないの?笑
#TX-3000系の方がカッコいいよ!

守谷市は、利根川、鬼怒川、小貝川の清流に囲まれ、水と緑に恵まれた大地の上に形成された市街地です。つくばエクスプレスの開業以降、さらに人口が増加し、それに伴い住環境が整い、毎年「住みよさランキング」で上位にランクインするなど、めざましい発展を遂げています。

守谷市ってどんなところ?

川に囲まれているってことは水害がヤバいのでは?と思いましたが(他の市の方は思う方もいるかもしれませんが)、安心してください!川の近くのほとんどが居住区ではありません^^

守谷市を流れる川
守谷市の水害予測地域

利根川と鬼怒川が合流するところは、ヤバい!と思いましたが、守谷市のハザードマップを見ると、そこには何もなくて、安心しました^^
参考:守谷市防災ハザードマップ

住みやすさランキングってどうなの?と思いました。(広報として使えるかどうかという点において)
さっと調べた感じ、2017年同率1位の武蔵野市(東京都)と大野城市(福岡県)はそこまでアピールしていない感じ。
#まあ、無いよりはあったほうが良いですね。
#つくもりは、この手のランキングにあまり関心がありません。。

地勢のマップを見ると、アサヒのビール工場と明治のミルク工場が書かれていますが、その紹介はない感じなのかな?
#もっと推しても良いのよ!! ふるさと納税とか!!

ツッコミ2
地勢にある図の文字が読みづらくない?汗
「守谷市ガイドマップを見る」のリンク切れてない?汗

交通アクセスのところ、守谷−品川間があるけど、守谷−東京間の方がメジャーかと思った。
#「住まうまち、守谷へようこそ」(PDF)には、守谷−東京間がある。
#「守谷−東京間 36分 乗り換え・待ち時間を除く」はあまり好きな表現ではないなあ。。

ツッコミ3
「守谷市へのアクセス」のサイトもう少し頑張って欲しい。。図の文字が読めない。。
#更新が2019年か・・

住まうまち、もりやへようこそ!

こちらのページになります → 住まうまち、もりやへようこそ!

守谷市のPR動画があったので、見てみたら2015年のものだった!
こういう系の更新って大変なのよね。。(> <)

住まうまち、守谷へようこそ(PDF

このパンフレットはものすごいわかりやすいと思いました!
守谷市民が読んでも魅力的に思うし、デザインも好きです!
#サイトもこの感じにすれば良いのに。。
#PDF無くなった!?(2021/06/29)

『子ども人口増加率 TX沿線1位』
増加率なので、出生数とは関係なのかな?汗 #何年と何年の比較なのだろうか。。
茨城県の出生数データを見ると、つくばの方が(もちろん)多い。
・つくば市:2,231人(令和元年)(こちら
・守谷市:532人(令和元年)(こちら

『主婦が幸せに暮らせるまち 全国8位』
記録が2014年なのは置いといて、、  #抽象度が高くない?汗
買い物や交通の便は良いと思いますが、趣味・仕事の面はどうなのか不明。。
妻によると、「不便は無い」とのことで、良いのは確か!
#ランキングはその後行われていないよう。。なぜだ。。?

守谷市ガイドマップ

こちらのページになります → 守谷市ガイドマップ
個人的にPDFは個別に出さないで、1つに出して欲しいなあ〜
#データ容量の問題?

ツッコミ4
「住まうまち、守谷へようこそ」と「守谷市ガイドマップ」の数字違くない?汗
統一が理想だが、、むしろどちらか1つで良いんじゃない?

『子どもの人口割合 県内1位』
令和元年のデータですが、前回と同じ茨城県のデータ(令和3年1月1日)によると、
15歳未満の人口割合が
・つくば市:15.4%
・守谷市:15.2%
で、少しつくば市より下がってしまった。。!
(この際、「子どもの人口割合 県内トップクラス!」にしよう笑)

『防犯カメラの台数 159台』
「住まうまち、守谷へようこそ」には、110基と書いてあり、統一が必要ですね^^

『公立小学校情報化ランキング 県内1位(2018年)』
2020年のデータを見ると3位?なのかな。(こちらより
つくば市の方が順位は下だが、GIGAスクール端末の活用事例として紹介されたり、インターネット回線の対策事例が紹介されたりしているのでなんだかなあ、と思いました汗
#守谷市の方が順位は上なんだけどね!!^^
守谷市は県内だとトップクラスだが、全国的に見ると「普通感」がありました汗

『財政健全度 県内2位(2019年)』
もっと推しても良いと感じました!!
2020年の記録をみると、全国14位じゃないですか!!(こちら
別記事には「財政健全度 全国14位!(14/792都市)」って書いてあって、つくもりはこっちの方が好き^^
【守谷市】住みよさランキング(東洋経済新報社)
#まあ、2020年も県内は2位なのだが、、汗
#いろいろサイトが分かれすぎじゃない?汗

住みやすさランキング

守谷市がゴリ推す「住みやすさランキング」を少し真剣に調べてみました。
まずは、最新の情報から〜〜

住みよさランキング2020(東洋経済『都市データパック』編集部)

元記事:住みよさランキング2020
記事によると、つくば市が茨城県内トップで全国19位、守谷市が50位
「え?つくばに負けてるの!?」と思いました^^;
評価指標は、安心度・利便度・快適度・富裕度の4つ。

【安心度】は、つくばに若干買っているが、全国順位的にはあまり良く無い。。
記事内の考察にある通り、子ども医療費助成が、『18歳年度末までで、所得制限なし』のところが好成績のようです。
犯罪件数は、人口に比例するところがあると思うので、都会になればなるほど、指数的には悪くなると思う。
また、交通事故件数も車の所有率や高速道路の有無で変わってくると思うので、その辺はどうなのかと思いました。

  守谷市 つくば市
人口当たり医療、 病床数 4.4、 825.8 5.0、 1,343.2
乳幼児医療費助成(通院) 中学校卒業まで
1回600円、月2回まで
中学校卒業まで
1回600円、月2回まで
刑法犯認知件数 508件
7.85件(1000人あたり)
2194件
9.67件(1000人あたり)
交通事故発生件数 157件 783件

参考1:令和元年茨城県医療施設調査・病院報告
参考2:【goo住宅不動産】茨城県のデータを調べる
参考3:数字で見る交通事故 平成29年(2017年)の茨城県の交通事故

データを見る限り、つくば市の課題は交通事故件数を下げることのように感じるが、守谷市の課題はよくわからなかった。。汗
人口あたりの病床数が少ないかもしれないが、どうなのだろうか。。
#つくば市の大通り系は何かとスピードが出るので。。汗

【利便度】は、守谷市もつくば市もまあまあ上位で、つくば市の方が少し上の結果であった。
小売や飲食店の数が利便度なのか?と思ったり、住民みんなが小売や飲食店をしていれば(=サービス業の業種や従業員数が少ない)、自然と順位が上がるのでは?と思った汗
守谷市もつくば市もショッピングモールやレストランがたくさんあるので、利便度に関する改善点は特にわかりませんでした。
#利便度に渋滞が入っていないので、入っていたらつくば市の順位が下がるかも?とか思ったり笑

【快適度】はつくば市の方がかなり上位です。。!><
転入率が高い(=引っ越してくる人が多い)のが要因と考えられます。
そりゃ面積広いし、TX沿線の土地が有り余っているからと思います。
水道料金も同じで、守谷市もつくば市も人口あたりの公園面積は、東京の都市より高いので、改善点は特に無いかなという感じです。
つくば市も守谷市も人口1人あたりの公園面積は約9m2で、東京23区で一番高い江戸川区で約5m2とのこと
参考:茨城県の1人当たりの都市公園面積
参考:東京都都市公園等区市町村別面積・人口割比率表(平成30年4月1日現在)

【富裕度】は守谷市もつくば市も全国上位ですが、つくば市はトップクラスに入ってます。
財政健全度に関しては、つくば市よりも守谷市の方がより結果でしたが、財政力指数は、つくば市の方が良い?という感じです。
地価は同じくらいですが、市民税と所得に関しては、つくば市の方が多いです。
(つくば市の方がお金持ちさんや企業が多いと考える)
また、つくば市は政策上、住宅の敷地面積を165m2以上にした方が手続き上簡易化できるため、必然的に住宅の延べ床面積が広くなる要因があります。
参考:【茨城県】令和元年度市町村決算の概要

つくもりの結論としては、これからも「住みやすさランキングを推すの?汗」という感じです。
『住みやすい街』という言葉だけで良いのでは無いでしょうか^^;
つくば市が特に「住みやすさランキング」を広報に出していないのに、つくば市よりも順位が低い守谷市が出しているのは何だかなあと思いました。

この記事を書いていて思った「住みやすい街」って評価するの大変だなぁと感じました(研究者目線)。
アンケート結果や不動産情報だけだと見えないことが多いので、ちょっと考えてみようと思います。。

実際、「住めば都」で、だんだん住みやすく感じると思う。
アンケートをしたとしても、満足の声は拾いにくいし、不満の声は政策への声に出てくるだろう。
守谷市の市長選の投票率は低いし(約3割)、アンケート回収率も低い(約3割)。
つくもりが守谷市の職員なら『住民は不満ないんじゃね?』と考える笑

令和元年度「まちづくり市民アンケート」によると、今の守谷市に満足している方(満足している・どちらかといえば満足している)が60%、満足していない方(満足していない・どちらかといえば満足していない)が14%なので、大多数は満足しているといえる。
#今度はアンケート結果をくわしく見てみようと思う^^

おわりに

実際の守谷市民であるつくもりも広報を考えてみようかなと思いましたが、市政的な観点と市民の観点は少し違うかなと思ってしまった。
つくば市のように、(開発すれば)駅近の土地が余っている場合は、『どんどんつくばにおいで!!』がアピールできますが、守谷駅周辺のような土地があまり余っていない地域は、そんなに広報ができないなぁと思ってしまった。

特に、駅前に人口が集中して、人口が減少することもあるみづき野地域のことも考えると、人口の多い駅前だけ考えてもなあと思った。
#広報って難しいな〜〜

このブログでは市政とは少し違った目線で情報を発信できたらなと思ってます。

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